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ネットワーク管理

ネットワーク管理の目的

ネットワーク管理の目的や意味付けは人に応じてさまざまですが、その基本はネットワークを支障なく動作させることを第一前提に、その保守・運用を行なうことでしょう。ここではOSI(Open Systems Interconnection)での定義(ISO 7498-4)に基づいて説明することにします。OSIではネットワーク管理の機能が以下の5つの領域に分けて考えられています(図2)。

  1. 障害管理 (Fault Management)
  2. 構成管理 (Configuration Information)
  3. 性能管理 (Performance Management)
  4. 課金管理 (Accounting Management)
  5. 機密管理 (Security Management)

 

図2 管理機能のOSI定義 図2 管理機能のOSI定義

ネットワーク管理として一般的に認識されているのはモニタリング機能を中心に展開される障害管理・構成管理・性能管理の3つです。先にも述べましたが、多くの管理担当者にとってはネットワーク管理すなわち障害管理を意味することがほとんどです。また、最近になって機密管理や課金管理も重要視されはじめています。

障害管理

障害管理における主要機能は、障害の検出・障害箇所の切り放し・障害の修復の3つです。これ以外にも障害履歴管理・故障診断プログラム等が障害管理機能に含まれます。

構成管理

構成管理の主な役割は、ネットワークの構成要素の詳細情報の収集です。そこからネットワークの現在のトポロジー(接続形態図)、動作状況等が管理できます。もちろんネットワークの構成を必要に応じて変更できる機能も備えていなければなりません。 
大きなネットワークになればなるほどパソコン等の端末を中心としたネットワーク機器の増設や移動には多くの作業時間が必要となりますが、構成管理機能を強化することによってその時間短縮が可能となります。これは組織変更時のネットワークのダウンタイムを短くできることを意味しますので、有用な機能のひとつと言えます。

性能管理

性能管理は障害管理と密接な関係を持っています。ネットワークが早い応答速度を維持している間は障害が発生している確率が低いのが一般的です。一方、応答速度が極端に遅くなった場合には何らかの障害が発生しているものと考えるべきでしょう。 
性能管理には別の側面もあります。ネットワークの動作状態を示す種々のパラメータ(転送パケット数や衝突回数等)の収集、各ネットワーク機器の状態履歴の管理・解析等の仕事です。それらを通じてネットワークの動作条件の最適化を図ることも重要な役割の一つと考えられています。

課金管理

課金管理は、ネットワーク中の資源の使用に関するデータを収集し、課金用基礎データを生成する役割を持ちます。事業部制や部門別に独立採算制を導入している企業では重要な機能の一つに数えられます。

機密管理

機密管理は、機密機能の設定・解除、機密関連情報の配布、機密違反の発生報告等をその主な役割としています。ハッカーによるネットワークへの不正侵入やコンピュータウィルスの媒介のニュースが数多く伝えられているように、ここ数年で機密管理の強化が強く叫ばれるようになりました。ネットワーク構築ではオープン性が重要視される一方で、相反する機能である機密管理を避けて通ることができなくなってきたわけです。特に企業ユーザにとっては、機密管理は企業の死活を左右する重要課題でもあり、その必要性の高さは言うまでもありません。

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